centosのディスククォータの管理と火の七日間。
クォータを使うと、ユーザーごと、もしくはグループごとに、ディスク容量の制限を設けることができる。ディスク容量の制限は、サイズもしくはiノード数で指定することができる。
クォータでは次に示すパラメータを使って制限を設定する。
ユーザーごとのハードリミット
1ユーザーが利用できる最大のディスク容量がハードリミットです。ハードリミットに達すると、それ以上ファイルを書き込むことができなくなる。
ユーザーごとのソフトリミット
容量制限の警告を発するタイミングがソフトリミットです。ソフトリミットに達するとユーザーに対して警告が発せられますがファイルを書き込むことはできる。ただし、ソフトリミットを超えたまま一定期間が経過すると、書き込みができなくなる。
グループごとのハードリミット
グループ単位でハードリミットを設定することもできる。ハードリミットに達すると、そのグループに属するユーザーはそれ以上ファイルを書き込むことができなくなる。
グループごとのソフトリミット
ユーザーがグループ単位に変わっただけです。機能は、ユーザーごとのソフトリミットと同様。
猶予期間
ソフトリミットを超えた場合、猶予期間に入る。猶予期間が経過するとソフトリミットがハードリミットとみなされ、それ以上のファイルの書き込みができなくなる。解消するためにはソフトリミット以下までファイルを削除する必要がある。デフォルトでは七日間が指定されているが変更することもできる。これを火の七日間と言う。(*ω*)